西中学校「人権週間」①
昭和23年(1948年)12月10日、国際連合第3回総会において、全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として「世界人権宣言」が採択されました。世界人権宣言は、基本的人権尊重の原則を定めたものであり、採択日である12月10日は「世界人権デー」と定められています。
本校では毎年、この時期に「西中学校・人権週間」として、取り組みを行ってきました。今年は12月2日(月)~6日(金)の一週間を期間とし、各学年で人権尊重の学びを進めています。今年のテーマは、「思いをつなぎ『わ』で輝く 人権の灯~気づき・考え・実行する~」です。
特に本日12月4日(水)は、西中「いのちの日」としています。これは、平成4年に当時西中の生徒さんが交通事故で亡くなられたことへの思いを大切に、翌年の生徒会によって設立されたものです。今年も、朝の全校放送で生徒会長よりメッセージが朗読され、いのちの大切さ、すべてに感謝と自分たちの生き方を見つめなおす時間としました。
本日は、3年生において「福祉体験」として、各クラスごとに「高齢者の疑似体験」を行いました。長浜市社会福祉協議会の皆様のご指導のもと、白内障を模したゴーグルに耳栓をつけ、手足に不自由な負担をかけながら「食べる・飲む」「読む・書く」「歩く・座る」など、基本的な生活行動をとる体験を行いました。
体験した多くの生徒が、実際の不自由さは予想以上で、これを日常続けているのは大変なことであると話していました。自分事として捉え、自分に何ができるのか、人権週間のテーマである~気づき・考え・実行する~貴重な場となったものといえます。