さわやかに晴れ渡った本日、新学期を迎え、着任式・始業式、そして入学式を無事に終えることができました。

9時50分より「着任式」を行い、令和4年度末の異動により着任いただいた10名の先生方から、あいさつをいただきました。

始業式で朗読した細渕季之(ほそぶちすえゆき)さんの詩「めぐりあい」を紹介します。

「はじめまして」「また会えたね」  
春は出会いの季節 めぐりあいの季節

出会いのあいは「人を愛す」のあい
互いを思い合う あたたかな関係からは
すてきなものばかりが 生まれてくる
あたたかい 春の大地から
タンポポやアネモネ チューリップ
明るい花々が 顔を出すように

そして めぐりあいは  
「愛が巡(めぐ)って もどってくること」  
愛することは 愛されること

意味のない出会いなど この世にはない  
人は人に出会って 豊かに成長していく

「どうぞよろしく」の笑顔と握手から  
新たな幸せの循環が 始まっていく

今日の出会いを大切に、幸せの循環を始めていきましょう。

そして、入学式式辞でも取り上げる「稚心を去る」という言葉も紹介しました。「式辞」の一部を取り上げます。

 WBCで侍ジャパンを率い世界一に導いた栗山英樹監督が選手を育てる時に大切にしている指針が「稚心を去る」という生きる姿勢です。幕末の志士である橋本左内は十四歳の時、自分の決意を記した『啓発録』に「稚心を去る」という言葉を残しました。
 「稚心」とは「おさな心」、すなわち子供じみた幼稚な考え、わがまま、自分勝手、甘え、人のせいにする、自分の思い通りにならないとむくれるなどのこと。小学生から中学生になるということは、これまでの「幼稚な自分、甘えた自分」を捨て去って、しっかりと自立していくということです。周りの大人に世話を焼かれたり、指示されたりする前に、自ら判断して行動できる中学生になってください。

2・3年生の皆さんも「稚心を去る」ことを意識して、中学校生活を送ってほしいと願います。始業式の最後に、生徒指導担当の北川教諭より、「考動力」と学校生活スローガン「あすこそは」について話されました。

午後1時30分より「入学式」を挙行しました。

学校長式辞の後、新入生を代表して中村瑞希さんが「誓いの言葉」を力強く述べました。

(前略)これから、この学校で一緒に過ごす仲間とともに、新しいことを学び、見つけ、一歩一歩立派な大人に成長できるよう、積極的に挑戦していきます。(「誓いの言葉」の一部)

「誓いの言葉」に続き、生徒を代表して副生徒会長・小林さくらさんが「歓迎の言葉」を述べました。その一部を紹介します。

今年度の西中学校生徒会では「飛翔~笑顔で繋げ将来へのバトン~」というスローガンを掲げています。飛翔の部分には三つの思いが込められています。一つ目は、より高みを目指す。二つ目は、西中全員がもっと笑顔になれるように。三つめはより良い将来に繋げるという想いです。このスローガンのような学校に近づくためには、全校生徒皆さんの協力が必要です。仲間や先輩方と高めあい、笑いあい、より良い将来へと繋げられる中学校生活にしていきましょう。

 159名の新入生を迎えて、生徒総数478名で令和5年度がスタートしました。「出会いとは新しい自分を発見する感動にある」という言葉のように、新たな出会いによって。今までとはまた違った新しい自分を発見できる喜びに胸を弾ませながら、毎日を明るく楽しく送っていきましょう。
 我々職員も腰骨を立て、本腰を入れて尽力してまいります。保護者の皆さま、地域の皆さま、今年度も西中学校の教育活動に対しまして、あたたかいご支援、ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。 

地域の方がボランティアで正面玄関にお花を生けてくださっています。有り難いことです。今年度も美しいお花をありがとうございます。