新年あけましておめでとうございます。

初暦知らぬ月日の美しく

 新年を詠(えい)じた歌として、吉屋信子さんの句に並ぶものは恐らくないでしょう。あらたまの新年にかける意気込みと期待とを、見事に結晶化している俳句。初暦(はつごよみ)とは、新しいカレンダーのことです。
 そこにある一日一日はまだ真っ白です。手つかずの時間に無限の可能性を感じさせてくれます。そんな未知の月日がたくさんあります。この1年の未知の月日が私たちにとって、美しく夢いっぱいでありますように・・・。

何となく今年はよい事あるごとし元日の朝晴れて風無し

石川啄木の短歌のように、晴れの元日でした。今年は良いことがたくさんあるといいですね。